スタッフブログ

ホーム > スタッフブログ > 岩手県立大学 2021年度 システムデザイン実践論の講義に参加しました

岩手県立大学 2021年度 システムデザイン実践論の講義に参加しました

2022.02.15

ERiでアプリ開発をやっています、菅原です。

岩手県立大学様で毎年恒例となっている「システムデザイン実践論」に今年も参加しました。他企業様と共に4日間、システム開発に関する要件定義・開発演習を学生に指導してきました。

前年度前々年度

システムデザイン実践論とは

この講義では、企業から提供された製品・開発ノウハウを使って学生達が新たなサービスのアイデアを考え、即席のチーム内で議論してアイデアを洗練させ、さらに講師役として参加した企業エンジニアからアドバイスをもらいながら実際に開発してみる、といったことを行います。

学生はプロの開発技法を教わることができ、企業側は地域貢献および指導練習もできるという、学生・企業どちらにもメリットのある活動となっています。

今回の開発成果物

弊社からは毎年「BLEセンサビーコン」を提供しています。これは弊社社内研究で作られた、加速度・ジャイロセンサーなどの値をただBLEアドバタイズで発信するだけのシンプルなものです。

今年は、学内の体育館にあるトレーニングルームに設置されている筋トレ器具について、体育館に行かなくとも、どの器具が使用されているのか・どの器具が空いているのかが遠隔から把握できるようにするシステムが提案されました。

開発に費やせる時間は2日と限られているため、今回は以下のような構成で実現させました:

● BLEセンサビーコンを、任意の筋トレ器具に装着。

● BLEセンサビーコンからアドバタイズされた加速度データを、Androidスマホアプリで受信。かつ、 Paho Android Service ライブラリ を利用して、MQTT通信で転送。

● PC上で実行している Node.js バックエンドアプリで MQTT.js を使って受信し、一定時間ごとに、加速度データの動向から使用状態(true/false)を判別。この結果をまたMQTT通信で転送。

● ブラウザ上にてこのtrue/falseを Paho JavaScript ライブラリ を利用した MQTT over WebSocket 通信 で受信し、 Vue.js を使って簡単に表示。

学生には以下のような画面を作っていただきました。最初は「使用可」になっていますが、センサビーコンが発信する加速度データが変動すると「使用中」に変化します。

開発した画面

MQTTを使うと、こういった拠点間連携・プロセス間連携が簡単にできるようになります。非常に使いやすいので業務でもよく使っています。

講評で話したこと

最終日、各企業からの講評を述べる機会がありました。そこで学生に伝えたことをここに書き留めます。

話したのは、学生の開発作業を観察していて気になったことと、このシステムデザインという行為について思っていることの2つです。

1: 開発するとき、もっとエラーメッセージと仲良くなりましょう

開発中、当然のように何らかのエラーに遭遇します。そこで出てくるエラーメッセージは大抵は英語なので、どうしても読み飛ばしてしまったり、スタックトレースに埋もれて見づらいためなのか、そもそも文章があることに気づけていなかったりすることが見受けられました。

ボールは友達!と同じように、エラーメッセージは友達です!ということを伝えました。

今どきのエラーメッセージには、貴重な情報がかなりわかりやすく書かれています。エラーメッセージでググっていくだけで何とかなることもあります。それが成り立つのは、多くの開発者が、適切なところで適切なエラーメッセージを出すように心がけてるからです。

ですから、エラーが出たとき、ちゃんとそのエラーメッセージを見つけ、感謝し、リスペクトの気持ちを持ちつつ読んでみるのが大切です。

エラーメッセージは必ず開発の助けになります。まずはエラー情報を読むのに慣れるようにするといいでしょう。

2: デザインは、全ての人が大事にしなければいけない時代

(ここでいうデザインは、単なる見た目のことではなく、システムデザイン・プロダクトデザインのことです)

デザインとは、デザイナーだけが気にすることではなく、開発者も経営者も、デザインに関する勉強が必要になっています。

「なぜこのソフトウェア・サービスが必要なのか?」という説得力のあるストーリーを持たせることで、その製品を作る側としても、仕事にやる気が出たり、熱意を注げるようになります。

逆にデザインがないと、仕事をしている上で迷い、自信がなくなり、自分を見失ってしまうことになります。つまり、デザインは、今を健全に生きるための原動力だと思います。

また、そういったデザインの力を与えることができる「デザイナー」という職業は、実は多くの人の命を救うことができる仕事だと考えます。

デザイナーじゃない職業に就いたとしても、デザインに関する知識は活用できるし、求められることが多いです。

なので、皆さんにはいいデザインができるような人になってほしいです。


以上が講評の時間で述べたことです。デザインについては、最近社内勉強グループが発足しつつあり、そこで自分なりに感じていたことでもあります。

この講義に参加して、いいデザインをもった製品が生み出せるよう、今後も頑張っていこうと改めて思いました。

お問い合わせはこちら

弊社製品、技術相談などのお問い合わせは下記よりお気軽にお問い合わせください。内容を確認後、担当からご連絡を差し上げます。
ページトップへ戻る
本サイトに記載の商品名、会社名は各社、各団体の商標または登録商標です。記載時にはTM、®マークを付記していない場合があります。